ログオン設定

Trend Micro Email Securityでは、エンドユーザがエンドユーザコンソールにアクセスする方法を管理することができます。

[ログオン設定] 画面で、以下のアクセス方法を有効または無効に設定します。

  • ローカルアカウントでのログオン

    この設定を有効にすると、エンドユーザはエンドユーザコンソールで登録したローカルの管理対象アカウントのユーザ名とパスワードを使用してエンドユーザコンソールにログオンできます。2要素認証を強制すると、エンドユーザアカウントのセキュリティが強化されます。

  • シングルサインオン

    シングルサインオン (SSO) を有効にして必要な設定を行うと、エンドユーザは既存のIDプロバイダの認証情報を使用してSSOでエンドユーザコンソールにログオンできるようになります。複数のSSOプロファイルを作成して、さまざまなエンドユーザが異なるIDプロバイダサーバからSSOでエンドユーザコンソールにログオンできるようにすることが可能です。

    SSOプロファイルの作成時には、プロファイルを適用するドメインを指定する必要があります。サブアカウントAがドメインA、B、Cを管理し、サブアカウントBがドメインBを管理し、サブアカウントCがドメインCを管理するとします。この場合、SSOプロファイル、管理対象ドメイン、サブアカウントのアクセス許可の関係は次のようになります。

    SSOプロファイル

    管理対象ドメイン

    サブアカウントのアクセス許可

    プロファイル1

    ドメインAおよびB

    • サブアカウントA: 読み取りおよび編集

    • サブアカウントB: 読み取り専用

    • サブアカウントC: 読み取り、編集、削除は不可

    プロファイル2

    ドメインC

    • サブアカウントA: 読み取りおよび編集

    • サブアカウントB: 読み取り、編集、削除は不可

    • サブアカウントC: 読み取りおよび編集

    プロファイル3

    すべてのドメイン

    • サブアカウントA: 読み取り専用

    • サブアカウントB: 読み取り専用

    • サブアカウントC: 読み取り専用

    Trend Micro Email Securityでは現在、次のIDプロバイダのいずれかを使用したSSOがサポートされています。

    • Microsoft Active Directory Federation Services (AD FS)

    • Azure Active Directory (Azure AD)

    • Okta