圧縮ファイル内の感染ファイルのウイルス駆除/削除

サーバの管理対象となるすべてのクライアントは、手動検索、リアルタイム検索、予約検索、およびScanNowの実行時に、圧縮ファイル内のウイルス/不正プログラムを検出して、次の条件に適合すると、感染ファイルを駆除または削除します。

  • ウイルスバスター Corp.で実行するように設定されている処理が「駆除」または「削除」である。感染ファイルにウイルスバスター Corp.が実行する処理は、[クライアント] > [クライアント管理] > [設定] > [検索設定] > {検索の種類} > [処理] タブで確認できます。

  • [圧縮ファイル内の感染ファイルのウイルス駆除/削除] 設定を有効にしている。この設定を有効にすると、検索時にエンドポイントのリソースの使用量が増加し、検索の実行に時間がかかる場合があります。これは、ウイルスバスター Corp.が圧縮ファイルを解凍して、圧縮ファイル内の感染ファイルを駆除/削除してから、再度そのファイルを圧縮する必要があるためです。

  • 圧縮ファイル形式がサポートされている。ウイルスバスター Corp.では、ZIPや、ZIP圧縮技術を使用するOffice Open XMLなど、特定の圧縮ファイル形式のみがサポートされています。Excel、PowerPoint、WordなどのMicrosoft Office 2007アプリケーションでは、Office Open XMLが初期設定の形式として使用されます。

    注:

    サポートされる圧縮ファイル形式の全リストについては、サポート担当者にお問い合わせください。

たとえば、リアルタイム検索で、ウイルスに感染したファイルは削除するよう設定されているとします。リアルタイム検索で「abc.zip」という圧縮ファイルを解凍し、その中の「123.doc」というファイルで感染を検出した場合、ウイルスバスター Corp.は「123.doc」ファイルを削除し、再び「abc.zip」として圧縮します。再圧縮された「abc.zip」ファイルは安全にアクセスできるようになります。

次の表は、上記のいずれかの条件が成立しない場合に実行される処理を示しています。

表 1. 圧縮ファイルのシナリオと結果

[圧縮ファイル内の感染ファイルのウイルス駆除/削除] のステータス

ウイルスバスター Corp.で実行するように設定された処理

圧縮ファイル形式

結果

有効

駆除または削除

サポートなし

例: 「def.rar」に感染ファイル「123.doc」が含まれている場合。

ウイルスバスター Corp.は「def.rar」を暗号化しますが、「123.doc」に対して駆除、削除、またはその他の処理を行いません。

無効

駆除または削除

サポートあり/サポートなし

例: 「abc.zip」に感染ファイル「123.doc」が含まれている場合。

ウイルスバスター Corp.は「abc.zip」および「123.doc」に対して、駆除、削除、またはその他の処理を行いません。

有効/無効

駆除や削除は実行されません。つまり、拡張子変更、隔離、アクセス拒否、または放置 (ログのみ) のいずれかになります。

サポートあり/サポートなし

例: 「abc.zip」に感染ファイル「123.doc」が含まれている場合。

ウイルスバスター Corp.は「abc.zip」に対して設定された処理 (拡張子変更、隔離、アクセス拒否、または放置 (ログのみ)) を実行しますが、「123.doc」に対しては実行しません。

各設定によって、次の処理を実行します。

拡張子変更: ウイルスバスター Corp.は「abc.zip」の名前を「abc.vir」に変更します。「123.doc」の名前は変更しません。

隔離: ウイルスバスター Corp.は「abc.zip」を隔離します (「123.doc」と他のすべての未感染ファイルも隔離します)。

放置 (ログのみ): ウイルスバスター Corp.は「abc.zip」および「123.doc」に対して処理を実行せず、ウイルスが検出されたことをログに記録します。

アクセス拒否: ウイルスバスター Corp.は、「abc.zip」を開くときにアクセスを拒否します (「123.doc」と他のすべての未感染ファイルも開くことはできません)。