クライアント移動ツールの実行

  1. ウイルスバスター Corp.サーバで<サーバインストールフォルダ>\PCCSRV\Admin\Utility\IpXferに移動します。
  2. IpXfer.exe」をウイルスバスター Corp.クライアントエンドポイントにコピーします。ウイルスバスター Corp.クライアントエンドポイントがx64タイプのプラットフォームで稼働している場合は、代わりに「IpXfer_x64.exe」をコピーします。
  3. ウイルスバスター Corp.クライアントエンドポイント上でコマンドプロンプトを開いて、実行可能ファイルのコピー先フォルダに移動します。
  4. 次の構文を使用して、クライアント移動ツールを実行します。 <executable file name> -s <server name> -p <server listening port> -c <agent listening port> -d <domain or domain hierarchy> -e <Certificate location and file name>
    表 1. クライアント移動ツールのパラメータ

    パラメータ

    説明

    <executable file name>

    IpXfer.exeまたはIpXfer_x64.exe

    -s <server name>

    ウイルスバスター Corp.クライアントの移動先となるウイルスバスター Corp.サーバの名前。

    -p <server listening port>

    移動先のウイルスバスター Corp.サーバの待機ポート (または信頼されたポート)。Webコンソールに待機ポートを表示するには、メインメニューで [管理] > [設定] > [クライアント接続] をクリックします。

    -c <agent listening port>

    ウイルスバスター Corp.クライアントエンドポイントがサーバとの通信に使用するポート番号。

    -d <domain or domain hierarchy>

    クライアントをグループメンバーとして追加するクライアントツリーのドメインまたはサブドメイン。ドメイン階層にはサブドメインを指定する必要があります。

    -e <Certificate location and file name>

    移動処理時にウイルスバスター Corp.クライアントの新しい認証証明書をインポートします。このパラメータを使用しない場合、新しい管理サーバから現在の認証証明書が自動的に取得されます。

    注:

    初期設定では、証明書はウイルスバスター Corp.サーバ上の次の場所にあります。

    <サーバのインストールフォルダ>\PCCSRV\Pccnt\Common\OfcNTCer.dat

    ウイルスバスター Corp.以外のソースから証明書を使用する場合は、DER (Distinguished Encoding Rules) 形式の証明書であることを確認してください。

    例:

    ipXfer.exe -s Server01 -p 8080 -c 21112 -d Workgroup

    ipXfer_x64.exe -s Server02 -p 8080 -c 21112 -d Workgroup\Group01

  5. 別のサーバに対するウイルスバスター Corp.クライアントの現在のレポートを確認するには、次の処理を実行します。
    1. ウイルスバスター Corp.クライアントエンドポイントで、タスクトレイにあるウイルスバスター Corp.クライアントプログラムのアイコンを右クリックします。
    2. [コンポーネントのバージョン] を選択します。
    3. [サーバ名/ポート] フィールドで、ウイルスバスター Corp.クライアントのレポート先となるウイルスバスター Corp.サーバを確認します。
      注:

      新しいウイルスバスター Corp.サーバが管理するウイルスバスター Corp.クライアントツリーにそのクライアントが表示されない場合、新しいサーバのマスターサービス (ofservice.exe) を再起動します。