スマートスキャンから従来型スキャンへの切り替え

クライアントを従来型スキャンに切り替えるときには、次の点を考慮してください。

  1. 切り替えるクライアントの数

    一度に切り替えるクライアントの数を比較的少数にすることで、ウイルスバスター Corp.サーバおよびSmart Protection Serverのリソースを効率的に使用することができます。これらのサーバは、クライアントが検索方法を変更しても、他の重要なタスクを実行できます。

  2. タイミング

    従来型スキャンに戻すときに、クライアントはウイルスバスター Corp.サーバから、フルパターンファイルとスパイウェア監視パターンファイルをダウンロードする可能性があります。これらのパターンファイルは、従来型スキャンクライアントでのみ使用されます。

    ダウンロードプロセスを短時間で終了させるために、オフピーク時に切り替えることを検討してください。また、サーバからクライアントをアップデートする予定がないときに切り替えることを検討してください。さらに、クライアントでの手動アップデートを一時的に無効にして、クライアントがスマートスキャンに切り替わってから再度有効にしてください。

  3. クライアントツリー設定

    検索方法は、ルート、ドメイン、または個別のクライアントレベルで設定できる、細かい設定です。従来型スキャンに切り替えると次の操作が可能になります。

    • 新しいクライアントツリードメインを作成し、その検索方法として従来型スキャンを割り当てます。このドメインに移動したすべてのクライアントは、従来型スキャンを使用します。クライアントを移動するときは、[選択したクライアントに新しいドメインの設定を適用する] の設定を有効にします。

    • ドメインを選択し、従来型スキャンを使用するように設定します。そのドメインに属するスマートスキャンエージェントは、従来型スキャンに切り替わります。

    • ドメインから1つ以上のスマートスキャンエージェントを選択し、従来型スキャンに切り替えます。

    注:

    ドメインの検索方法に対する変更は、個々のクライアントに設定した検索方法よりも優先されます。