ウイルスバスター Corp.サーバとウイルスバスター Corp.クライアントのアップデート

ウイルスバスター Corp.サーバは、クライアントに必要な大半のコンポーネントをダウンロードします。ダウンロードしない唯一のコンポーネントは、Trend Micro Smart Protectionソースによってダウンロードされるスマートスキャンパターンです。

ウイルスバスター Corp.サーバが多数のクライアントを管理している場合、アップデートに大量のサーバコンピュータリソースが使用される場合があり、サーバの安定性とパフォーマンスに影響する可能性があります。この問題に対応するために、ウイルスバスター Corp.にはアップデートエージェント機能が用意されています。この機能により、特定の複数のクライアントが、他のクライアントにアップデートを配信するタスクを共有することができます。

次の表は、ウイルスバスター Corp.サーバおよびクライアントに対するさまざまなコンポーネントアップデートのオプションと、これらを使用する際の推奨事項について説明しています。

表 1. サーバとクライアントのアップデートオプション

アップデートオプション

説明

推奨事項

[トレンドマイクロのアップデートサーバ] > [サーバ] > [クライアント]

ウイルスバスター Corp.サーバは、アップデートされたコンポーネントをトレンドマイクロのアップデートサーバ (またはその他のアップデート元) から受信し、クライアントでコンポーネントのアップデートを開始します。

ウイルスバスター Corp.サーバとクライアントの間に低帯域幅のセグメントがない場合、この方法を使用します。

[トレンドマイクロのアップデートサーバ] > [サーバ] > [アップデートエージェント] > [クライアント]

ウイルスバスター Corp.サーバが、アップデートされたコンポーネントをトレンドマイクロのアップデートサーバ (またはその他のアップデート元) から受信し、クライアントでコンポーネントのアップデートを開始します。次に、アップデートエージェントとして機能するクライアントが、クライアントにコンポーネントをアップデートするように通知します。

ウイルスバスター Corp.サーバとクライアントの間に低帯域幅のセグメントがある場合、ネットワークのトラフィック負荷を分散するためにこの方法を使用します。

[トレンドマイクロのアップデートサーバ] > [アップデートエージェント] > [クライアント]

アップデートエージェントが、アップデートされたコンポーネントをトレンドマイクロのアップデートサーバ (またはその他のアップデート元) から直接受信し、クライアントにコンポーネントをアップデートするように通知します。

アップデートエージェントをウイルスバスター Corp.サーバまたは他のアップデートエージェントからアップデートする際に問題が発生する場合にのみ、この方法を使用します。

ほとんどの環境では、アップデートエージェントは、外部のアップデート元からよりも、ウイルスバスター Corp.サーバまたは他のアップデートエージェントからの方がアップデートを速く受信できます。

[トレンドマイクロのアップデートサーバ] > [クライアント]

ウイルスバスター Corp.クライアントが、アップデートされたコンポーネントをトレンドマイクロのアップデートサーバ (またはその他のアップデート元) から直接受信します。

クライアントをウイルスバスター Corp.サーバまたはアップデートエージェントからアップデートする際に問題が発生する場合にのみ、この方法を使用します。

ほとんどの環境では、クライアントは、外部のアップデート元からよりも、ウイルスバスター Corp.サーバまたはアップデートエージェントからの方がアップデートを速く受信できます。