ウイルスバスター Corp.サーバのアップデート

ウイルスバスター Corp.サーバは、次のコンポーネントをダウンロードして、クライアントに配信します。

表 1. ウイルスバスター Corp.サーバがダウンロード可能なコンポーネント

コンポーネント

配信

従来型スキャンクライアント

スマートスキャンエージェント

ウイルス対策

スマートスキャンエージェントパターン

不可

ウイルスパターンファイル

不可

IntelliTrapパターンファイル

IntelliTrap除外パターンファイル

メモリ検査パターンファイル

ウイルス検索エンジン (32ビット)

ウイルス検索エンジン (64ビット)

スパイウェア対策

スパイウェアパターンファイル

スパイウェア監視パターンファイル

不可

スパイウェア検索エンジン (32ビット)

スパイウェア検索エンジン (64ビット)

ダメージクリーンナップサービス

ウイルスクリーンナップテンプレート

ウイルスクリーンナップエンジン (32ビット)

ウイルスクリーンナップエンジン (64ビット)

起動時クリーンナップドライバ (32ビット)

起動時クリーンナップドライバ (32ビット)

ファイアウォール

ファイアウォールパターンファイル

挙動監視コンポーネント

挙動監視検出パターンファイル (32ビット)

挙動監視ドライバ (32ビット)

挙動監視コアサービス (32ビット)

挙動監視検出パターンファイル (64ビット)

挙動監視ドライバ (64ビット)

挙動監視コアサービス (64ビット)

挙動監視設定パターンファイル

ポリシー施行パターンファイル

デジタル署名パターンファイル

メモリ検索実行パターンファイル (32 ビット)

メモリ検索実行パターンファイル (64 ビット)

不審接続監視

グローバルC&C IPリスト

適合度ルールパターンファイル

ブラウザ脆弱性対策

ブラウザ脆弱性対策パターンファイル

スクリプトアナライザパターンファイル

アップデートに関する注意事項とヒント:

  • アップデートされたコンポーネントをサーバからクライアントに配信できるようにするには、クライアントの自動アップデートを有効にします。詳細については、ウイルスバスター Corp.クライアントの自動アップデートを参照してください。クライアントの自動アップデートが無効の場合でも、サーバはアップデートをダウンロードしますが、クライアントに配信することはありません。

  • IPv6シングルスタックのウイルスバスター Corp.サーバからIPv4シングルスタッククライアントには、アップデートを直接配信することができません。同様に、IPv4シングルスタックのウイルスバスター Corp.サーバからIPv6シングルスタッククライアントにも、アップデートを直接配信することができません。このような場合に、ウイルスバスター Corp.サーバからクライアントにアップデートを配信するには、IPアドレス変換が可能なDeleGateなどのデュアルスタックプロキシサーバが必要です。

  • トレンドマイクロでは、定期的にパターンファイルをリリースして、クライアントの保護を最新状態に維持しています。パターンファイルのアップデートは定期的に入手可能になるので、ウイルスバスター Corp.ではコンポーネントの複製というメカニズムを使用して、パターンファイルの高速なダウンロードを実現しています。詳細については、ウイルスバスター Corp.サーバコンポーネントの複製を参照してください。

  • プロキシサーバを使用してインターネットに接続している場合、アップデートを正常にダウンロードするように正しいプロキシ設定を使用してください。

  • Webコンソールのダッシュボードで、[クライアントアップデート] ウィジェットを追加し、コンポーネントの現在のバージョンを表示し、コンポーネントがアップデートされているクライアントの数と、古いままのクライアントの数を確認します。