Internet Explorer (IE) 10は、Windows 8/8.1およびWindows Server 2012での初期設定のブラウザです。Internet Explorer 10以降には、Windows UIモード用およびデスクトップモード用の2つの異なるバージョンがあります。
Windows UI用のInternet Explorer 10以降は、プラグインフリーのブラウズ体験を提供します。Webブラウズのためのプラグインプログラムは、以前は一定の標準に従っておらず、結果としてこれらのプラグインプログラムで採用されるコードの品質にはばらつきがありました。プラグインはまた、大量のシステムリソースの使用を必要とし、不正プログラム感染のリスクを高めます。
Microsoft社は、以前に使用されていたプラグインソリューションを置き換えるものとなる新しい標準ベースのテクノロジに従って、Windows UI用のInternet Explorer 10以降を開発しました。次の表は、以前のプラグインテクノロジに代わりInternet Explorer 10以降で使用するテクノロジの一覧を示しています。
機能 |
World Wide Web (W3C) 標準テクノロジ |
同等のプラグインの例 |
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ビデオとオーディオ |
HTML5 video/audio |
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グラフィック |
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オフラインストレージ |
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ネットワーク通信、リソース共有、ファイルアップロード |
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Microsoft社はまた、デスクトップモード専用の、プラグインと互換性のあるInternet Explorer 10以降のバージョンも開発しました。Windows UIモードを使用しているユーザが追加のプラグインプログラムの使用を必要とするWebサイトに遭遇した場合、Internet Explorer 10以降でデスクトップモードに切り替えるようユーザに指示する通知が表示されます。デスクトップモードに切り替えると、ユーザはサードパーティ製プラグインプログラムの使用またはインストールを必要とするWebサイトを表示することができます。