SAML (Security Assertion Markup Language) は、当事者間でのユーザID情報のセキュアなやり取りを可能にするオープンな認証標準です。SAMLはシングルサインオン (SSO) をサポートしており、1回のユーザログインによって複数のアプリケーションとサーバにわたる操作が可能になります。Deep Discovery Email InspectorでSAMLの設定を行うと、組織のポータルにサインインするユーザは、既存のDeep Discovery Email InspectorアカウントなしでDeep Discovery Email Inspectorにシームレスにサインインできるようになります。
SAMLシングルサインオンでは、SAMLメタデータファイルを使用することで、IDプロバイダ (IdP) とサービスプロバイダ (SP) 間の信頼関係が確立されます。IDプロバイダのディレクトリサーバにはユーザID情報が保存されています。サービスプロバイダ (この場合はDeep Discovery Email Inspector) は、IDプロバイダのユーザID情報を使用してユーザの認証と認可を行います。
Deep Discovery Email Inspectorは、シングルサインオンに対応する次のIDプロバイダをサポートしています。
Microsoft Active Directoryフェデレーションサービス (AD FS) 4.0または5.0
Okta
組織の環境にDeep Discovery Email Inspectorのシングルサインオンの設定を行うには、次の手順を実行します。
Deep Discovery Email Inspectorの管理コンソールにアクセスして、サービスプロバイダのメタデータファイルを取得します。
詳細については、サービスプロバイダのメタデータと証明書を参照してください。
IDプロバイダで次の操作を実行します。
シングルサインオンに必要な設定を行います。
フェデレーションメタデータファイルを取得します。
詳細については、Active Directoryフェデレーションサービス (AD FS) を設定するおよびOktaを設定するを参照してください。
Deep Discovery Email Inspectorで、次の手順を実行します。
IDプロバイダのフェデレーションメタデータファイルをインポートします。
詳細については、IDプロバイダを設定するを参照してください。
SAMLユーザグループを作成します。
詳細については、SAMLグループを参照してください。