Control Managerは、トレンドマイクロの製品やサービスを1ヵ所から集中管理する機能を提供します。Control Managerを使用することにより、企業におけるウイルス/不正プログラム対策ポリシーやコンテンツセキュリティポリシーを一貫して実施できます。次の表は、Control Managerが使用するコンポーネントのリストです。
コンポーネント |
説明 |
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Control Managerサーバ |
エージェントから収集したすべてのデータを保存する格納先として機能します。スタンダード版とアドバンス版では機能が異なります。Control Managerサーバでは次の機能が提供されます。
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Trend Micro Management Communication Protocol (MCP) |
MCPは、Control Managerサーバと次世代エージェントをサポートする管理下の製品間の通信を処理します。 MCPは、Control Managerシステムの新しいバックボーンとなります。 MCPは管理下の製品と共にインストールされ、一方向または双方向通信を使用してControl Managerと通信します。MCPエージェントは、Control Managerに対して、指示とアップデートをポーリングします。 |
Trend Micro Management Infrastructure |
Control Managerサーバと管理下の製品間の通信を処理します。 コミュニケータは、メッセージルーティングフレームワークともいい、従来のControl Managerシステムの通信バックボーンです。これは、Trend Micro Management Infrastructure (TMI) の1つのコンポーネントです。コミュニケータはControl Managerサーバと管理下の製品間のすべての通信を処理しています。コミュニケータは管理下の製品と通信するためにControl Managerエージェントと対話します。 |
Control Manager 2.xエージェント |
Control Managerサーバからコマンドを受け取り、ステータス情報やログをControl Managerサーバに送信します。 Control Managerエージェントは、管理下の製品サーバにインストールされ、Control Managerから製品を管理するために必要な機能を提供します。エージェントは、管理下の製品およびコミュニケータと対話します。エージェントは、管理下の製品とコミュニケータとの間をつなぐブリッジとして機能します。そのため、管理下の製品と同じコンピュータにエージェントをインストールする必要があります。 |
Webベースの管理コンソール |
このコンソールにより、管理者はインターネット接続とMicrosoft Internet Explorerを利用して、事実上すべてのコンピュータからControl Managerを管理できるようになります。 Control Manager管理コンソールは、Microsoft Internet Information Server (IIS) を経由してインターネット上に公開され、Control Managerサーバのサービスを提供するWebベースのコンソールです。管理者は、対応するWebブラウザがインストールされた任意のコンピュータから、Control Managerシステムを管理できるようになります。 |
ウィジェットフレームワーク |
管理者はウィジェットフレームワークを使用して、Control Managerネットワークを監視するためにカスタマイズしたダッシュボードを作成できます。 |