スパイウェア/グレーウェア検索の処理

ウイルスバスター Corp.が実行する検索の処理は、スパイウェア/グレーウェアを検出した検索の種類によって異なります。ウイルス/不正プログラムの場合、その種類それぞれに対して特定の処理を設定できますが、スパイウェア/グレーウェアの場合、すべての種類に対して1つの処理しか設定できません。たとえば、ウイルスバスター Corp.が手動検索 (検索の種類) 実行中に任意の種類のスパイウェア/グレーウェアを検出した場合、感染したシステムリソースを駆除 (処理) します。

次に、ウイルスバスター Corp.がスパイウェア/グレーウェアに対して実行できる処理を示します。

表 1. スパイウェア/グレーウェア検索の処理

処理

説明

駆除

ウイルスバスター Corp.はプロセスを終了するか、レジストリ、ファイル、Cookie、およびショートカットを削除します。

スパイウェア/グレーウェアを駆除した後、ウイルスバスター Corp.クライアントは、スパイウェア/グレーウェアのデータをバックアップします。そのスパイウェア/グレーウェアにアクセスしても安全であると見なした場合に、そのデータを復元できます。

放置

ウイルスバスター Corp.は、検出したスパイウェア/グレーウェアのコンポーネントに対して何の処理も実行しませんが、スパイウェア/グレーウェアの検出をログに記録します。この処理は、手動検索、予約検索、およびScanNowでのみ実行できます。リアルタイム検索中には、この処理は「アクセス拒否」になります。

ウイルスバスター Corp.は、検出したスパイウェア/グレーウェアが承認済みリストに含まれている場合、何の処理も実行しません。

アクセス拒否

ウイルスバスター Corp.は、検出したスパイウェア/グレーウェアのコンポーネントに対するアクセス (コピー、開く) を拒否します。この処理は、リアルタイム検索中にのみ実行できます。手動検索、予約検索、およびScanNowの間には、この処理は「放置」になります。