デジタル署名キャッシュファイルは、手動検索、予約検索、およびScanNowの実行時に使用されます。クライアントでは、ファイルのキャッシュがデジタル署名キャッシュファイルに追加されている場合、そのファイルは検索されません。
ウイルスバスター Corp.クライアントでは、挙動監視に使用される同じデジタル署名パターンファイルを使用して、デジタル署名キャッシュファイルが作成されます。デジタル署名パターンファイルには、トレンドマイクロが信頼できると見なした、検索から除外可能なファイルのリストが含まれています。
Windowsサーバプラットフォームでは挙動監視は自動的に無効となります (Windows XP、2003、およびSP1なしのVistaの64ビットはサポートされません)。デジタル署名キャッシュを有効にした場合、これらのプラットフォームにインストールされているウイルスバスター Corp.クライアントでは、キャッシュで使用するデジタル署名パターンファイルがダウンロードされ、その他の挙動監視コンポーネントはダウンロードされません。
クライアントでは、スケジュールに従ってデジタル署名キャッシュファイルが作成されます。このファイルはWebコンソールから設定できます。クライアントでは、次の目的でキャッシュが作成されます。
最後にキャッシュファイルが作成されてからシステムに導入された、新しいファイルのキャッシュを追加します。
変更されたファイルやシステムから削除されたファイルのキャッシュを削除します。
クライアントでは、キャッシュの作成プロセスの間、次のフォルダで信頼できるファイルが確認され、これらのファイルのキャッシュがデジタル署名キャッシュファイルに追加されます。
%PROGRAMFILES%
%WINDIR%
キャッシュの作成プロセスは、最小限のシステムリソースしか使用しないため、コンピュータのパフォーマンスに影響しません。クライアントでは、何らかの理由 (ホストコンピュータの電源が切断された場合や、ワイヤレスコンピュータのACアダプタのプラグが抜かれた場合など) で中断されたキャッシュの作成タスクを再開することもできます。