製品ディレクトリ構造に関する推奨事項

管理下の製品および下位サーバの製品ディレクトリ構造を計画するときは、次の設定を適用することをお勧めします。

表 1. 管理下の製品または下位サーバのグループ化の注意点

構造

説明

社内のネットワークポリシーおよびセキュリティポリシー

社内のネットワークにアクセス権や共有権を適用する場合、社内のネットワークポリシーとセキュリティポリシーに従って管理下の製品および下位サーバをグループ化します。

組織と機能

会社の組織上および機能上の分割に従って、管理下の製品および下位サーバをグループ化します。たとえば、2台のControl Managerサーバで製品グループとテスト担当グループを管理します。

所在地

管理下の製品/下位サーバの位置がControl Managerサーバと管理下の製品/下位サーバ間の通信に影響する場合には、グループ化の判断基準として地理的な位置を考慮します。

管理責務

管理下の製品および下位サーバを、それぞれのシステムまたはセキュリティの担当者に合わせてグループ化します。これにより、グループ設定が可能になります。

製品ディレクトリを使用することで、管理下の製品のグループ化をユーザが指定できるようになり、次を実行して管理下の製品を管理できます。

  • 管理下の製品の設定

  • 製品へのScanNowの実行要求 (このコマンドがサポートされている場合)

  • 製品情報および製品のインストール環境の詳細情報 (製品バージョン、パターンファイルのバージョン、検索エンジンのバージョン、OSなど) の表示

  • 製品レベルのログの表示

  • 最新のパターンファイル、検索エンジン、スパムメール判定ルール、製品プログラムの配信

製品ディレクトリ構成は、次の点を考慮して慎重に計画してください。

表 2. 構造に関する注意点

注意点

影響

ユーザのアクセス

ユーザのアクセス権は、アカウントの作成時に設定します。アクセス権を複数のセグメントに付与できます。例: rootディレクトリを選択すると、製品ディレクトリ全体へのアクセス権を付与することになります。管理下の特定の製品を選択した場合には、その製品へのアクセス権だけが付与されます。

配信計画

配信計画に基づいて、最新のパターンファイル、検索エンジン、スパムメール判定ルール、製品プログラムなどのコンポーネントが、製品に対して配信されます。配信計画は、個々の製品ではなく製品グループに対して配信されます。このため、構造が適切なディレクトリでは、受信者の指定が簡単になります。

大規模感染予防ポリシー (OPP) およびダメージコントロールテンプレート (DCT) の配信

大規模感染予防ポリシーおよびクリーンナップタスクを効率的に配信できるかどうかは、大規模感染予防ポリシーおよびダメージコントロールテンプレートの配信計画に依存します。

表 3. 管理下の製品を表すアイコン

アイコン

説明

InterScan eManager

ウイルスバスター コーポレートエディション

ServerProtectインフォメーションサーバ

ServerProtectドメイン

ServerProtect for Windows (一般サーバ)

ServerProtect for NetWare (一般サーバ)

InterScan Messaging Security Suite

InterScan Web Security Suite

InterScan VirusWall for Windows

InterScan VirusWall for UNIX

InterScan for Microsoft Exchange

InterScan for Lotus Notes

Network VirusWall

NetScreen Global PROファイアウォール

管理下の製品接続ステータスのアイコン

ディレクトリ管理機能を使用して、製品ディレクトリを配置します。製品の種類を表すフォルダ名を使用して、保護の種類やControl Managerシステムの管理モデルに従って、管理下の製品をグループ化します。