アドホッククエリの保存と共有

Control Managerでは、ユーザが作成したアドホッククエリを保存できます。保存したアドホッククエリは、[保存されたアドホッククエリ] 画面に表示されます。[保存されたアドホッククエリ] 画面には、[ユーザのクエリ] と [使用可能なクエリ] の2つのタブがあります。

[保存されたアドホッククエリ] 画面の [ユーザのクエリ] タブには、ログオン中のユーザによって作成されたすべてのアドホッククエリが表示されます。[ユーザのクエリ] タブでは、クエリの追加、編集、表示、削除、エクスポート、共有化/共有解除の各タスクを実行できます。保存したクエリを共有化すると、そのクエリが他のユーザに対して公開されます。

注:

Control Managerのアクセス管理は、ユーザアカウントとユーザの役割を通じて実行されますが、これによりユーザがアクセス可能な情報が制限されます。これは、すべてのユーザ共有クエリを表示できても、アクセス管理によってクエリの実効性が制限されることを意味します。

例: ウイルスバスター Corp.の管理者であるChrisが、ウイルスバスター Corp.の情報を対象としたアドホッククエリを作成し共有化したとします。InterScan for Microsoft Exchangeの管理者であるSamは共有クエリにアクセス可能ですが、Chrisのクエリを使用して独自のアドホッククエリを作成し、それを実行すると、空白の結果が返されます。これは、Samにはウイルスバスター Corp.の情報へのアクセス権がないためです。この例では、Chrisがウイルスバスター Corp.に対してのみアクセス権を持ち、SamがInterScan for Microsoft Exchangeサーバにのみアクセス権を持っていることが前提となります。