配信計画について

配信計画を使用すると、管理下の製品グループをアップデートする順序を設定できます。Control Managerでは、さまざまな管理下の製品に対して、複数の配信計画を異なるスケジュールで実行することができます。たとえば、メールメッセージからのウイルス感染が拡大しているときは、InterScan for Microsoft Exchangeの最新パターンファイルなど、メールウイルス検索ソフトウェアのアップデート処理を優先させることができます。

Control Managerをインストールすると、2つの配信計画が作成されます。

  • すべての製品にただちに配信 (通常時) ― コンポーネントのアップデート時に使用される初期設定の配信計画です。

  • すべての製品にただちに配信 (大規模感染時) ― 大規模感染予防サービスの予防措置ステージでの初期設定の配信計画です。

これらの配信計画の初期設定では、製品ディレクトリ内のすべての製品に最新コンポーネントが即座に配信されます。

手動ダウンロードおよび予約ダウンロードの画面から計画を選択または作成します。これらの計画を必要に応じてカスタマイズしたり、新しい配信計画を作成することが可能です。たとえば、次のような大規模感染の性質に応じて、配信計画を作成してください。

  • メールからのウイルス

  • ファイル共有ウイルス

製品ディレクトリへの最新コンポーネントの配信は、ダウンロード処理とは別のものです。

Control Managerでは、最新コンポーネントをダウンロードし、手動または予約ダウンロード設定に従って配信計画を実行します。

配信計画を作成または実施するときは、次の点に注意してください。

  • 配信スケジュールは、特定の製品に対してではなく、フォルダに対して割り当てます。

    このことを考慮して、あらかじめディレクトリのフォルダを構成する必要があります。

  • 1つの配信計画スケジュールにつき、1つのフォルダのみを含めることができます。

    ただし、1つの配信計画に複数のスケジュールを指定することができます。

  • Control Managerでの保留付きの配信は、ダウンロードの終了時間を基準に、それぞれ独立して実行されます。

    たとえば、5分間隔でアップデートする3つのフォルダがある場合、最初のフォルダを5分後、2番目のフォルダを10分後、3番目のフォルダを15分後に配信することができます。