予約ダウンロードの設定

コンポーネントの予約ダウンロードを設定して、ネットワークの安全のためにコンポーネントが最新の状態に保たれるようにします。Control Managerでは、コンポーネントを細かく分けてダウンロードできます。コンポーネントグループおよび個々のコンポーネントのダウンロードスケジュールを指定できます。すべてのスケジュールは、それぞれ独立して実行されます。コンポーネントグループのダウンロードをスケジュールすると、グループ内のすべてのコンポーネントがダウンロードされます。

現在のControl Managerシステムに設定されている、以下の情報を入手するときは、[予約ダウンロード] 画面を使用します。

  • 実行間隔: コンポーネントごとに、ダウンロードの実行間隔が表示されます。

  • 有効: 予約ダウンロードが有効であるか無効であるかが表示されます。

  • アップデート元: 最新コンポーネントの場所を示すURLまたはパスが表示されます。

コンポーネントの予約ダウンロードを設定するには、複数の手順を実行する必要があります。

  • 手順1: コンポーネントの配信計画の設定

  • 手順2: プロキシの設定 (プロキシサーバを使用する場合)

  • 手順3: アップデートするコンポーネントの選択

  • 手順4: ダウンロードスケジュールの設定

  • 手順5: ダウンロード方法の設定

  • 手順6: 自動配信の設定

  • 手順7: スケジュールの有効化と設定の保存

手順1: コンポーネントの配信計画の設定

  1. [アップデート] > [配信計画] に移動します。

    [配信計画] 画面が表示されます。

  2. [追加] をクリックします。

    [新規配信計画の追加] 画面が表示されます。

  3. [名前] に配信計画名を入力します。
  4. [追加] をクリックして、配信計画の詳細を入力します。

    [新規スケジュールの追加] 画面が表示されます。

  5. 次のいずれかのオプションを選択して、配信スケジュールを選びます。
    • 開始時刻 ― 指定した時刻に配信を実行します。

      メニューを使用して、時間または分単位で配信時刻を指定します。

    • 保留時間 ― Control Managerで最新コンポーネントをダウンロードした後、指定した間隔に従って、配信を遅らせます。

      メニューを使用して、時間および分単位で保留期間を指定します。

  6. スケジュールを適用する製品ディレクトリのフォルダを選択します。選択したフォルダに含まれるすべての製品に対して、スケジュールが適用されます。
  7. [保存] をクリックします。

    [新規配信計画の追加] 画面が表示されます。

  8. [保存] をクリックして、新規配信計画を適用します。

手順2: プロキシの設定 (プロキシサーバを使用する場合)

  1. [運用管理] > [設定] > [プロキシ設定] に移動します。

    [接続の設定] 画面が表示されます。

  2. [プロキシサーバを使用してパターンファイル、エンジン、およびライセンスをアップデートする] チェックボックスをオンにします。
  3. プロトコルを選択します。
    • HTTP

    • SOCKS 4

    • SOCKS 5

  4. [サーバの名前またはIPアドレス] に、サーバのホスト名またはIPアドレスを入力します。
  5. [ポート] にプロキシサーバのポート番号を入力します。
  6. サーバで認証が必要な場合は、ログオン名とパスワードを入力します。
  7. [保存] をクリックします。

手順3: アップデートするコンポーネントの選択

  1. [アップデート] > [予約ダウンロード] に移動します。

    [予約ダウンロード] 画面が表示されます。

  2. [コンポーネントのカテゴリ] で、ダウンロードするコンポーネントを選択します。
    1. 各コンポーネントグループのコンポーネントリストを展開するには [+] アイコンをクリックします。
    2. ダウンロードするコンポーネントを選択します。グループのすべてのコンポーネントを選択するには、次を選択します。
      • パターンファイル/クリーンナップテンプレート

      • スパムメール判定ルール

      • エンジン

      • ウイルスバスター Corp.プラグインプログラム

      • 製品プログラムおよびウィジェットプール

        [<コンポーネント名>] 画面が表示されます。ここで、<コンポーネント名>は選択したコンポーネントの名前です。

手順4: ダウンロードスケジュールの設定

  1. [予約ダウンロードの有効化] チェックボックスをオンにして、コンポーネントの予約ダウンロードを有効にします。
  2. ダウンロードのスケジュールを設定します。[間隔] を選択し、該当するリストボックスを使用して、適切なスケジュールを指定します。ダウンロードの実行間隔には、分、時間、日、週のいずれかの時間単位を選択できます。
  3. [開始時刻] メニューを使用して、スケジュールが開始される日付と時刻を指定します。

手順5: ダウンロード方法の設定

  1. ダウンロード元を選択します。
    • トレンドマイクロのアップデートサーバ ― トレンドマイクロのアップデートサーバからコンポーネントをダウンロードします。

    • その他のアップデート元 ― 指定のフィールドにダウンロード元のURLを入力します。

      [その他のアップデート元] を選択すると、複数のダウンロード元を指定できます。ダウンロード元を追加するには、[+] アイコンをクリックします。ダウンロード元は5つまで設定できます。

  2. [再試行間隔] を選択し、コンポーネントのダウンロードを再試行する回数と間隔を指定します。
    注:

    この画面で [編集] または [配信計画] をクリックする前に、[保存] をクリックしてください。[保存] をクリックしないと、設定が失われてしまいます。

  3. ネットワーク上でHTTPプロキシサーバを使用している場合 (Control Managerサーバがインターネットに直接アクセスできない場合) は、[編集] をクリックして、[接続の設定] 画面でプロキシを設定します。

手順6: 自動配信の設定

  1. [自動配信設定] で、ダウンロードしたコンポーネントをいつ配信するかを選択します。次のオプションがあります。
    • 配信しない ― コンポーネントはControl Managerにダウンロードされますが、管理下の製品には配信されません。このオプションは次の場合に使用します。

      • 管理下の製品に個々に配信する場合

      • アップデートしたコンポーネントを配信前にテストする場合

    • すべての製品にただちに配信 ― コンポーネントはControl Managerにダウンロードされ、管理下の製品に配信されます。

    • 配信計画に従う ― コンポーネントはControl Managerにダウンロードされますが、選択したスケジュールに基づいて管理下の製品に配信されます。

    • 新しいコンポーネントが利用可能になったとき ― コンポーネントはアップデート元で新しいコンポーネントが公開されたときにControl Managerにダウンロードされますが、選択したスケジュールに基づいて管理下の製品に配信されます。

    注:

    この画面で [編集] または [配信計画] をクリックする前に、[保存] をクリックしてください。[保存] をクリックしないと、設定が失われてしまいます。

  2. コンポーネントがControl Managerにダウンロードされたら、[配信計画] 画面から配信計画を選択します。
  3. [保存] をクリックします。

手順7: スケジュールの有効化と設定の保存

  1. [有効] 列のステータスボタンをクリックします。
  2. [保存] をクリックします。