エージェントについて

Control Manager 5.0/5.5では、MCPとControl Manager 2.xの各エージェントを使用して、Control Managerシステム上の製品を管理します。

  • Control Managerエージェント (バージョン2.51以降) ― Control Manager 2.5/3.0のアーキテクチャに対応して開発されたこのエージェントは、旧バージョンのトレンドマイクロ製品に必要です。

  • Trend Micro Management Communication Protocol (以下、MCP) エージェント ― トレンドマイクロの次世代エージェントで、セキュリティの強化、シングルサインオン (SSO)、一方向および双方向通信、およびクラスタノードをサポートしています。

次の表は、Control Manager 2.xエージェントとMCPエージェントでサポートされている機能についてまとめたものです。

表 1. エージェントの比較
機能 MCPエージェント Control Manager 2.xエージェント

大規模感染予防サービス

シングルサインオン (SSO)  

一方向/双方向通信

 

NATのサポート

 

クラスタノードのサポート

 

Control Managerに対するアップデートおよびコマンドについてのエージェントによるポーリング

 

エージェントデータベースが破損または削除された場合の、Control Managerサーバへの再登録機能

なし (この問題はMCPエージェントでは発生しません) 8時間後に自動的に登録

通信セキュリティ

HTTPS/HTTP 暗号化および任意の認証

コミュニケータ

 

コミュニケータスケジュール設定への対応

エージェント/コミュニケータの接続ステータス

通知:ウイルスパターンファイルの期限切れ

通知:コンポーネントのアップデート失敗

通知:コンポーネントの配信失敗

通知:製品サービスの停止

管理下の製品にはそれぞれ、次の処理を実行する固有のエージェントがあります。

表 2. MCPエージェントとControl Manager 2.xエージェントの比較

MCPエージェント

Control Manager 2.xエージェント

Control Managerサーバから管理下の製品に対するコマンドをポーリング

コミュニケータを介してControl Managerサーバからコマンドを受信

管理下の製品のステータスおよびログを収集し、HTTPSまたはHTTPを介してControl Managerサーバに収集したログを送信

管理下の製品のステータスおよびログを収集し、コミュニケータを介してControl Managerサーバに収集したログを送信