ダッシュボードの概要

ダッシュボードではネットワークの整合性を監視できます。管理コンソールのユーザアカウントごとに個別のダッシュボードがあります。1つのユーザアカウントのダッシュボードに変更を加えても、他のユーザアカウントのダッシュボードには影響しません。

企業ネットワーク上のクラウドサービスを管理するために複数の組織を作成している場合は、集計したサービスデータまたは個別のサービスデータを表示できます。

ウィジェットはダッシュボードを構成するコンポーネントです。ウィジェットに表示される図やグラフを利用して脅威を追跡し、それらを蓄積したログと関連付けることができます。

ダッシュボードの各セクションには、特定のデータを表示するウィジェットが含まれています。

表 1. ダッシュボードのセクション

セクション

説明

脅威の検出数 (全体)

検索されたメールメッセージ、Teamsチャットメッセージ、ファイル、Saleforceオブジェクトの総数、検出されたセキュリティの脅威の種類別の数など、検出された脅威の統計情報が表示されます。

ランサムウェア

検出総数、ランサムウェアメール送信者のトップ5、ランサムウェアドメインのトップ5、ファイル内で検出されたランサムウェアのトップ5など、検出されたランサムウェアの統計情報が表示されます。

ビジネスメール詐欺 (BEC)

検出総数、BECメール受信者のトップ5、受信者別のライティングスタイル分析違反のトップ5、偽装された可能性のある高プロファイルユーザのトップ5など、検出されたBECの統計情報が表示されます。

概要

選択期間のセキュリティリスクの概要を示すウィジェットが表示されます。

高度な脅威対策

シグネチャベースの検索方法 (セキュリティリスク検索) とヒューリスティック分析 (不審オブジェクトに対する仮想アナライザ) に基づいてセキュリティリスクが表示されます。セキュリティリスク検索は、高度なスパムメール対策、不正プログラム検索、ファイルブロック、およびWebレピュテーションの4つのセキュリティフィルタを参照します。

情報漏えい対策

ポリシー、コンプライアンステンプレート、送信先、および送信元ごとに検出結果が表示されます。

内部ユーザのリスク分析

ユーザの行動分析に基づき、最もリスクの高い内部ユーザアカウントが表示されます。