PingOneの設定

ここではPingOneをSAML (2.0) IDプロバイダとして設定し、Cloud App Securityで使用する方法について説明します。

PingOneの設定を開始する前に、次のことを確認してください。

  • サインインプロセスを処理してCloud App Security管理コンソールに認証資格情報を提供する、PingOneの有効なライセンスを購入している。

  • Cloud App Securityのグローバル管理者として管理コンソールにログオンしている。詳細については、管理者と役割を参照してください。

重要:

これらの指示に含まれる手順は、2023年3月現在有効です。

  1. 組織管理者アカウントを使用してPingOneコンソールにサインインします。
  2. 環境を選択します。
  3. [Connections] > [Applications] の順に選択します。
  4. Cloud App Securityに対応するSAMLアプリケーションを作成します。
    1. [Applications] という画面タイトルの横にある をクリックします。
    2. [Add Application] パネルで、次の設定を指定してアプリケーションプロファイルを作成します。
      • [Application Name]: アプリケーション固有の名前です。たとえば、「Cloud App Security」などと入力します。

      • (オプション) [Description]: アプリケーションの簡単な説明です。

      • (オプション) [Icon]: アプリケーションを表すグラフィックです。1MBまでのJPG形式、JPEG形式、GIF形式、またはPNG形式のファイルを使用してください。

    3. アプリケーションの種類については [SAML Application] を選択して、[Configure] をクリックします。
    4. [Manually Enter] をクリックして、次の設定を指定します。

      設定

      説明

      ACSのURL

      Cloud App SecurityがSAMLレスポンスを受信するために使用するAssertion Consumer ServiceのURL。

      ACSのURL「{Cloud App Security_admin_site}/ssoLogin」を入力します。「{Cloud App Security_admin_site}」は、ご使用のサイトに基づいて指定してください。たとえば、ご使用のCloud App Security管理コンソールのURLが「https://admin-eu.tmcas.trendmicro.com」である場合、ACSのURLは「https://admin-eu.tmcas.trendmicro.com/ssoLogin」になります。

      エンティティID

      Cloud App Securityを識別するためのグローバルに一意の名前。

      ご使用のサイトのCloud App SecurityログオンURLを入力します。たとえば、ご使用のCloud App Security管理コンソールのURLが「https://admin-eu.tmcas.trendmicro.com」である場合、エンティティIDは「https://admin-eu.tmcas.trendmicro.com」になります。

    5. [Save] をクリックします。 アプリケーションが正常に作成され、アプリケーションの概要が表示されます。
  5. SAMLアプリケーションを設定します。
    1. [Configuration] タブをクリックした後、 をクリックします。
    2. [SIGNING KEY] で、[Sign Assertion & Response] を選択し、[Save] をクリックします。
    3. [Configuration] タブで、[Download Signing Certificate][X509 PEM (.crt)] の順にクリックしてPingOneの署名証明書をダウンロードした後、Issuer IDを記録して、[Initiate Single Sign-On URL] をクリックします。
      注:

      この証明書と設定は、Cloud App Security管理コンソールでシングルサインオンを設定する際に使用されます。

    4. [Attribute Mappings] タブをクリックした後、 をクリックします。
    5. saml_subject属性については、[PingOne Mapping][Email Address] に変更して、[Save] をクリックします。

      この属性は、認証済みプリンシパルがメールアドレスの形式になっていることを指定します。

  6. 右上にある切り替えボタンをクリックして、アプリケーションを有効にします。