組織管理

Cloud App Securityを使用すると、管理者は、複数のテナントのクラウドサービスにサービスアカウントを準備できる組織を管理できます。この方法で、管理するすべてのテナントのサービスを保護し、1つのCLP/LMPアカウントを使用して組織をすばやく切り替えることができます。

管理コンソールにログインすると、初期設定の組織が作成されます。組織の名前を変更することはできますが、組織を削除することはできません。

また、必要に応じて、追加の組織を作成することもできます。

次の手順では、組織の管理方法について説明します。

  1. [運用管理] > [組織管理] の順に選択します。
  2. 表示される [組織管理] 画面で、次のタスクを実行します。
    • 組織を追加します。

      1. [追加] をクリックします。

      2. 表示される [組織の追加] 画面で、組織名 (必須) と説明 (オプション) を指定し、[保存] をクリックします。

        注:

        組織名は32文字以下、説明は128文字以下にしてください。

        最大20個の組織を指定できます。

        追加した組織でサービスを準備するには、[運用管理] > [サービスアカウント] の順に選択し、その組織で管理するサービスを準備します。

        注:

        1つのテナント用のサービスアカウントを準備できるのは、1つの組織でのみです。たとえば、ある組織でAzure ADテナントA用のExchange Onlineサービスアカウントを準備している場合、さらに別の組織でAzure ADテナントA用のサービスアカウントを準備することはできません。

        [組織管理] 画面に戻ると、その組織で準備したサービスが [準備されているサービス] 列に表示されます。

    • 組織を削除します。

      1. 組織を選択して、[削除] をクリックします。

      2. [OK] をクリックします。

        注:

        一度に削除できる組織は1つのみです。

        次を含む組織は削除できません。

        • 準備されているサービス

        • 保留中のタスクまたは失敗したタスク

        • オートメーションAPIに対して生成された認証トークン

        • 登録されているExchange Server