Exchange Onlineの承認済みヘッダフィールドリストには、Exchange Onlineのメールメッセージのヘッダフィールドの条件を指定します。メッセージがいずれかの条件に一致すると、ポリシーの検索がバイパスされます。
Cloud App Securityでは、ポリシーや管理設定で承認済みメールヘッダフィールドリストを設定して、さまざまな目的に使うことができます。たとえば、メールによるフィッシング攻撃の模擬訓練を行う際に、すべてのポリシーで特定のメールメッセージを検索から除外したい場合に、グローバル承認済みリストを作成できます。これにより、ヘッダフィールドの条件に一致するメッセージが、Exchange Onlineの高度な脅威対策や情報漏えい対策の有効化されたポリシーのすべてで検索対象から除外され、対象の受信者に配信されるようになります。
特定のATPポリシーにのみ適用される承認済みヘッダフィールドリストを設定する方法の詳細については、「高度な脅威対策」の章の「高度なスパムメール対策を設定する」および「Webレピュテーションを設定する」のセクションを参照してください。
必要に応じて、先にリストを設定しておき、後から有効にすることもできます。
指定したエントリが下の領域に表示されます。
[次の値を含む] または [次に等しい] が選択されているかどうかに応じて、メールメッセージの指定したヘッダフィールドに指定した値が含まれるか、ヘッダフィールドと指定した値が完全に一致する場合、そのメッセージは有効化されたExchange OnlineのATPポリシーとDLPポリシーのすべてで検索されなくなります。
[フィールドの名前] と [値] では大文字と小文字が区別され、ワイルドカード文字と正規表現はサポートされません。
ヘッダフィールドの名前と値は128文字以下で指定する必要があります。
指定した任意のエントリとヘッダフィールドが一致するメールメッセージは、ポリシーの検索がバイパスされます。
最大10件のヘッダーフィールドを指定できます。