Exchange Onlineの承認済みヘッダフィールドリストを設定する

Exchange Onlineの承認済みヘッダフィールドリストには、Exchange Onlineのメールメッセージのヘッダフィールドの条件を指定します。メッセージがいずれかの条件に一致すると、ポリシーの検索がバイパスされます。

Cloud App Securityでは、ポリシーや管理設定で承認済みメールヘッダフィールドリストを設定して、さまざまな目的に使うことができます。たとえば、メールによるフィッシング攻撃の模擬訓練を行う際に、すべてのポリシーで特定のメールメッセージを検索から除外したい場合に、グローバル承認済みリストを作成できます。これにより、ヘッダフィールドの条件に一致するメッセージが、Exchange Onlineの高度な脅威対策や情報漏えい対策の有効化されたポリシーのすべてで検索対象から除外され、対象の受信者に配信されるようになります。

特定のATPポリシーにのみ適用される承認済みヘッダフィールドリストを設定する方法の詳細については、「高度な脅威対策」の章の「高度なスパムメール対策を設定する」および「Webレピュテーションを設定する」のセクションを参照してください。

  1. [運用管理] > [グローバル設定] > [Exchange Onlineの承認済みヘッダフィールドリスト] の順に選択します。
  2. [Exchange Onlineの承認済みヘッダフィールドリストを有効にする] を選択します。

    必要に応じて、先にリストを設定しておき、後から有効にすることもできます。

  3. ヘッダフィールドの名前を [フィールドの名前] に、そのフィールドの値を [値] に指定し、必要に応じて [次の値を含む] または [次に等しい] を選択します。
  4. [追加] をクリックします。

    指定したエントリが下の領域に表示されます。

    [次の値を含む] または [次に等しい] が選択されているかどうかに応じて、メールメッセージの指定したヘッダフィールドに指定した値が含まれるか、ヘッダフィールドと指定した値が完全に一致する場合、そのメッセージは有効化されたExchange OnlineのATPポリシーとDLPポリシーのすべてで検索されなくなります。

    注:

    [フィールドの名前][値] では大文字と小文字が区別され、ワイルドカード文字と正規表現はサポートされません。

    ヘッダフィールドの名前と値は128文字以下で指定する必要があります。

  5. (オプション) 必要に応じて手順34を繰り返し、別のヘッダフィールドを追加します。

    指定した任意のエントリとヘッダフィールドが一致するメールメッセージは、ポリシーの検索がバイパスされます。

    注:

    最大10件のヘッダーフィールドを指定できます。

  6. 指定したヘッダフィールドを削除するには、リストから選択して [削除] をクリックします。
  7. [OK] をクリックします。