Deep Security 9.5 Service Pack 1 オンラインヘルプ

ファイアウォールステートフル設定

Vulnerability ProtectionDeep Securityのファイアウォールステートフル設定メカニズムでは、トラフィック履歴との関連における各パケット、TCPおよびIPヘッダ値の正当性、およびTCP接続状態の推移が分析されます。UDPやICMPなどのステートレスプロトコルの場合、履歴トラフィック分析に基づいた擬似ステートフルメカニズムが実装されます。パケットは、ステートフルメカニズムによって次のように処理されます。

  1. 静的ファイアウォールルール条件によってパケットの通過が許可された場合、パケットはステートフルルーチンに渡されます。
  2. パケットを調べて、既存の接続に属しているかどうかが判断されます。
  3. TCPヘッダの正当性 (シーケンス番号、フラグの組み合わせなど) が調査されます。
ステートフルICMPフィルタは、Deep Security Agent 8.0以前でのみ使用できます。

[ファイアウォールステートフル設定] 画面では、複数のステートフルインスペクション設定を定義して、ポリシーに含めることができます。ツールバーまたは右クリックのショートカットメニューで、次のことを実行できます。

[新規] () または [プロパティ] () をクリックして、[ファイアウォールステートフル設定のプロパティ] 画面を表示します。

ファイアウォールステートフル設定のプロパティ

一般情報

IPパケットインスペクション

TCP

TCPパケットインスペクション

FTPオプション

以下のFTPオプションはDeep Security Agent 8.0以前でのみ使用可能です。

UDP

ICMP

ステートフルICMPインスペクションは、Deep Security Agent 8.0以前でのみ使用できます。

割り当て対象

[割り当て対象] タブには、このステートフルインスペクション設定を使用するポリシーとコンピュータが一覧表示されています。