Deep Security 9.5 Service Pack 1 オンラインヘルプ

Deep Security Notifier

Deep Security Notifierは、Deep Security AgentおよびDeep Security Relayのステータスを通知する、Windowsのシステムトレイアプリケーションです。Notifierを実行すると、Deep Security Agentが検索を開始したとき、不正プログラムをブロックしたとき、または不正なWebページにアクセスしたときに、ユーザにポップアップ通知が表示されます。また、イベントを確認し、ポップアップを表示するかどうかを設定するためのコンソールユーティリティを使用できます。Notifierがクライアントマシン上で占有するスペースは小さく、必要なディスク容量は約1MB、メモリの使用容量は約3MBとなります。Notifierの実行中は、システムトレイにNotifierアイコン () が表示されます。

初期設定では、NotifierはDeep Security Agentと一緒にWindowsコンピュータに自動的にインストールされます。配布およびアップグレード用の最新バージョンをインポートするには、[管理]→[アップデート]→[ソフトウェア]→[ローカル] 画面を使用します。

Relay有効化済みAgentを実行しているコンピュータでは、ローカルコンピュータで有効なコンポーネントではなく、Agent/Applianceに配布されているコンポーネントがNotifierに表示されます。

スタンドアロンバージョンのNotifierをダウンロードし、Deep Security Virtual ApplianceからAgentを使用せずに保護を受けている仮想マシンにインストールできます。インストール手順については、インストールガイドを参照してください。

Deep Security Notifierに情報が表示されるためには、Virtual Applianceで保護されている仮想マシンで不正プログラム対策モジュールがライセンス許可され、有効になっている必要があります。

Notifierの仕組み

Deep Security Managerによって不正プログラム対策または変更監視の検索が開始されると、検索開始の通知がNotifierに送信されます。この通知によりポップアップ画面が表示され、検索が開始されていることがユーザに通知されます。不正プログラムが検出されるか、不正サイトがブロックされると、Deep Security AgentはNotifierにメッセージを送信し、システムトレイにポップアップメッセージが表示されます。

不正プログラムを検出した場合、Notifierは次のようなポップアップメッセージをシステムトレイに表示します。

ユーザがメッセージをクリックすると、不正プログラム対策イベントの詳細を示す画面が表示されます。

不正Webページをブロックした場合、Notifierは次のようなポップアップメッセージをシステムトレイに表示します。

ユーザがメッセージをクリックすると、Webレピュテーションイベントの詳細を示す画面が表示されます。

Notifierには、パターンのバージョンなど、現在の保護ステータスやコンポーネント情報を表示するためのコンソールユーティリティもあります。このコンソールユーティリティを使用して、ポップアップ通知のオンとオフを切り替えたり、詳細なイベント情報にアクセスしたりできます。

NotifierがRelay有効化済みAgentをホストするコンピュータで実行されている場合、Notifierには、コンピュータ上で有効になっているコンポーネントではなく、Relayによって配布されているコンポーネントが表示されます。