インラインポートはインライン (LAN Bypass) ネットワークインタフェースカードがインストールされたDeep Discovery Inspectorでのみ使用できます。詳細については、「インストールガイド」および「インライン (LAN Bypass) ネットワークインタフェースカード インストールガイド」を参照してください。
Deep Discovery Inspectorをインラインアプライアンスとして導入し、TLSトラフィックを復号するように設定している場合、システムクラッシュ、停電、その他の予期しない状況といったイベントによってネットワークアクセスが影響を受けることがあります。Deep Discovery Inspectorでは、トラフィックバイパスを使用して2つの物理ネットワークポートを相互接続します。トラフィックバイパスにより、Deep Discovery Inspectorがネットワークの単一障害点とならないように防止できます。
トラフィックバイパスは、Deep Discovery Inspectorで自動的に有効にすることも、管理者が手動で有効にすることもできます。
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自動でのトラフィックバイパス
Deep Discovery Inspectorでは自己ヘルスチェックが実行されます。問題が検出されると、Deep Discovery Inspectorは自動的にトラフィックバイパスモードに入り、ネットワークに影響が及ばないように防止します。このような状況が発生した場合、管理コンソールにグローバル通知が表示されるとともに、設定している場合はDeep Discovery Inspectorからメール通知またはSNMPトラップを送信できます。
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重要
停電、システムハング、カーネルパニックなどの問題が発生した場合、Deep Discovery Inspectorからメール通知やSNMPトラップを送信できないことがあります。その際は、NMSやシステム監視などのツールを使用して問題を特定することをお勧めします。
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手動でのトラフィックバイパス
トラフィックバイパスモードを手動で有効にできます。トラフィックバイパスモードを有効にするには、 の順に選択して、[手動のトラフィックバイパスを有効にする] を切り替えます。
事前設定コンソールでトラフィックバイパスモードを有効にすることもできます。詳細については、「インストールガイド」を参照してください。