動作モード 親トピック

Deep Discovery Email Inspectorは、メール転送エージェント (MTAモード) またはアウトオブバンドアプライアンス (BCCモードまたはSPAN/TAPモード) として動作できます。
詳細については、「Deep Discovery Email Inspectorインストールガイド」を参照してください。
動作モードを設定するには、[管理][システム設定][操作モード] の順に選択します。
注意
注意
内部Postfixサーバを使用してメール通知をBCCまたはSPAN/TAPモードで送信することはできません。
外部SMTPサーバの指定の詳細については、通知SMTPサーバを設定するを参照してください。

動作モード

モード
説明
MTAモード
(初期設定)
メールトラフィックフロー内のインラインMTAとして、不正なメールメッセージをブロックしてネットワークを危険から守ります。受信者には安全なメールメッセージが配信されます。
BCCモード
ネットワーク上の脅威を監視するアウトオブバンドアプライアンスとして、ミラーリングされたトラフィックをアップストリームMTAから受信します。複製されたすべてのメールメッセージは、配信されずに破棄されます。
SPAN/TAPモード
ネットワーク上の脅威を監視するアウトオブバンドアプライアンスとして、ミラーリングされたトラフィックをSPAN/TAPデバイスから受信します。複製されたすべてのメールメッセージは、配信されずに破棄されます。
[SPAN/TAPモード] を選択する場合は、少なくとも1つの監視ルールを追加する必要があります。詳細については、SPAN/TAPモードの監視ルールを参照してください。
注意
注意
Microsoft Hyper-VにインストールされたDeep Discovery Email Inspector仮想アプライアンスでは、SPAN/TAPモードはサポートされません。
Deep Discovery Email Inspector 3.5日本語版では、仮想アプライアンスは提供しておりません (2019年6月現在)。
次の表は、各動作モードで使用可能な機能を示しています。

機能/サービス
MTAモード
BCCモード
SPAN/TAPモード
メッセージの変更 (タグ、スタンプ、削除、駆除、URLの書き換え、X-ヘッダの追加、ファイルのサニタイズなど)
あり
なし
なし
メッセージの通知
あり
なし
あり (外部SMTPサーバを使用)
メッセージの配信
あり
なし
なし
メッセージの隔離
あり
なし
なし
メッセージのアーカイブ
あり
なし
なし
DKIM署名
あり
なし
なし
エンドユーザメール隔離
あり
なし
なし
送信者の認証 (SPF、DKIM、DMARC)
あり
なし
なし
Email Reputation Services (ERS)
あり
なし
なし
送信者フィルタ
あり
なし
なし
アラート
あり
あり
あり
アラート通知とレポート
あり
あり (外部SMTPサーバを使用)
あり (外部SMTPサーバを使用)
キューの管理
あり
あり
あり
Deep Discovery Directorの統合
あり
あり
あり